ミス・ビードル号
 三沢・淋代海岸から離陸し、太平洋無着陸横断飛行に成功したミス・ビードル号の復元機です。
 ミス・ビードル号は、アメリカ・べランカ社製の単発5人乗りの旅客機の後部座席と機体底部を燃料タンクに改造して長距離飛行に備え、太平洋無着陸横断飛行に挑戦しました。
 約3,600L=ドラム缶18本分の燃料を積んだ機体は、約1,800m滑走して地上を離れました。また離陸後、飛行中の空気抵抗を減らして燃料の節約をはかるために、車輪を切りはなせる構造になっていました。約41時間後、ワシントン州ウェナッチバレーに胴体着陸して、太平洋無着陸横断飛行を成し遂げました。

BELLANCA CH300緒元
全幅:551インチ/14.122メートル
全長:331インチ/8,420メートル
高さ:133インチ/3,376メートル
翼面積:25.4平方メートル
エンジン:P&W Wasp 450HP
プロペラ:調節ピッチ

機体の周辺には、復元過程を記録した「甦るミス・ビードル号」やウェナッチでの胴体着陸を収めた「栄光へのラストチャンス(ダイジェスト版)」を上映しています。さらに、「飛行世界記録あれこれ」で世界の様々な飛行の記録についても紹介しています。
マルチメディアAVホールでは、ミス・ビードル号の離陸から着陸までをモデルアニメーションで描いた「ミス・ビードル号の大冒険」と「栄光へのラストチャンス(通常版)」を上映しています。

In 1931 the Miss Veedol took off from Misawa’s Sabishiro coast to complete the world’s first nonstop flight across the Pacific Ocean. This model is the same size as the original plane is accompanied by photographs, newspaper articles, and other images of the Miss Veedol.
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