プライマリーグライダー
■プライマリー(初級)グライダー
 2010年日本宇宙少年団みさわ分団発足に伴って、NPO法人テイクオフみさわは、子供たちが一人で 飛行体験ができる飛行機としてプライマリーグラーダーに着目しました。
 昭和初期、パイロットの素養発掘のための国策として文部省から全国の旧制中学(現在の高校) 約3000校に、プライマリー(初級)グライダー「文部省一型」が配布設置されました。「文部省一型」は主に離陸着陸を訓練するためのもので、機首にゴムを引っ掛け機体前方へV字に ゴムを引いて行き、伸びきったところで発射、高度:10数メートル、飛行距離:百数十メートルを飛行します。機体の設計製作は、当時の飛行機メーカー「前田グライダー」でした。
 この御子息である前田建氏が西日本航空協会会長(平成25年7月現在は九州航空宇宙協会副会長)として活動の折に「飛行距離を短く抑え、 簡単に浮く、子供が乗れる」グライダーを発想し、製作には多くの子供たちから大学生を巻き込んでプライマリーグライダー「複鷹」を完成させ、見事子供たちを乗せて飛行に成功しました。
 前田氏に「複鷹」の製作指導を毎月1回お願いし、製作には日本宇宙少年団みさわ分団の子供たちを 始め、三沢航空科学館ボランティア並び職員の協力を得て完成「HAYABUSA」と命名し、2010年10月23日に初飛行に成功、子供たちには地上滑走体験を体験して頂きました。
 この「HAYABUSA」をシミュレーターとしても利用できるよう改修を行い、来館者の方々に実際に風を 受けて操縦体験をしていただいております。(6月~9月)
(2010年4月展示開始)
複葉(2枚翼)プライマリーグライダー「HAYABUSA」

諸   元
 全  幅  Width  7.2m
 全  長  Lenght  5.5m
 全  高  Height  2.1m
 主翼面積    7.1+6.5=13.6㎡
 翼  型    NACA6409
 機体空量    83Kg
 搭載重量    67Kg
 全備重量    150Kg
木製トラスト
 主材料    スプール、檜、きり、航空ベニヤ1mm、0.6mm
 羽  布    エアー・クラフト・コットン
 接着剤    木工ボンド、エポキシ接着剤
 塗  料    水性ニス、(一部油性使用)、ゼラチン